まろブログ

脱オタしたので振り返りの意味を込めてなんか書くブログ

精神が病みそうな人へ 復職支援プログラム(リワーク)ってどんな場所? 行ってみた感想を書いた。

精神的に病んでしまって休職や仕事を休みそうな人へ

まだ頼るべきところはあることを知ってもらいたい!

日本には復職支援プログラム(リワーク) という

復職を目的に活動している場がある。

 

精神的に病んでしまって

社会からちょっと外れてしまったなと思った場合には十分に頼ってほしい。

 

私は今、リワークに参加しているので

その感想について書く。

 

少しでもリワークのことがわかってくれれば幸いである。

 

 

1. リワークとは

 

リワークとは復職を目的とした支援プログラムである。

平均6ヵ月程度通って治療していく。

 

リワークは精神科で行っており、昼間行うデイケア、夜間行うナイトケア、昼間~夜間まで行うデイナイトケアがある。

そこでスタッフさん(医者、ナース etc.)が復職に向けて

プログラムやアドバイスをくれる。

ちなみに病院によってスタッフさんは異なる。

 

参加する条件はある程度「生活リズム」が整っていること。

参加したい場合は主治医にまず相談を。

 

ちなみに費用は

私の場合、自立医療支援制度を使用し

1回4hのデイケアで 800円程度である。

 

自立医療支援を使わないと、費用がバカ高くなるので

必ず申請してから利用しよう。

 

自律医療支援についてはこちらの記事を参考に。

marokoron.hatenablog.com


 

2. 私の通っているリワークについて

 

私のところのリワークでは、以下のことを行っている。

 ・計算問題

 ・パソコンで資料作成

 ・復職の流れとかの知識について勉強

 ・うつ病に関する悩みについて、利用者さんみんなで議論

 ・認知行動療法

計算問題や資料作成で頭を鍛えて、

悩み相談や認知行動療法で再発を防ぐといった流れだ。

 

時間は10時から始まり15時終了で、

昼休憩1時間抜きで、4時間実施する。

 

一週間に3日だけ実施するが、

多いところだと5日実施するところもあるみたいだ。 

 

ちなみに認知行動療法についてオススメの書籍と感想も書いたので

興味のある人はこの記事も読んでね。

marokoron.hatenablog.com


 

3. リワーク感想

 

リワークを通して、まず決められた時間に出席する。

これが大変なことに気づいた。

なので、生活リズムが安定しない人はまず参加不可能だろう。

 

また、スタッフさんは親身になって話を聞いてくれる。

会社で否定的なことばかり言われた私にとってはすごくありがたいことだ。

 

うつ病に対する生活の困りごととかを周りの利用者さんに話せる点も良い。

話すことで頭の整理になったり、

他の人から自分じゃ思いつかなかったことも気づかせてくれる。

 

周りの利用者さんは同じような境遇の人なので

職場の人や家族に言えなかった精神的なことも相談でき

心がスッキリとする。

 

あと精神科の利用者さんは変な人と思っている人もいるかと思ってるが、

みんな穏やかで普通の人だらけなので安心していい。

  ※ちなみに、私は統合失調症デイケアに通っている人も見たが、

  そちらも普通の人で、なにごともなくプログラムを実施していた。

  内心は辛いかもだが、傍から見る限り至って普通の人だ。

  

先ほども書いたが認知行動療法は、

自分の偏った考えを和らげてくれるもの。

独学で勉強すると大変で辛かったが、

専門のスタッフさんが教えてくれるので大変助かっている。

 

ちなみに、リワークでうつ病の症状(イライラ) に関して相談した感想がこちら。

よかったら見てください。

marokoron.hatenablog.com

 

 

4. 良かった点・注意点

 

私が思っている主な良かった点と注意点がこちら。

良かった点

 ・スタッフさんや利用者さんががうつ病で困っていることの相談に乗ってくれる。

 ・病気に関して周りに話すことできるので自分の心や考えがスッキリする。

 ・独学じゃ学ぶことが辛い知識(認知行動療法)について知ることができる。

 

注意点

 ・お金がかかる

    ※ただし自立医療支援で低減可能

 

 ・スタッフさんは助言しかせず、

  過干渉してこないので自力で物事を行う力が必要。

    ※例えば、欠席したときとかはリワーク側から電話は来ないので

     自力で行くように管理する必要がある。

 

 ・周りの利用者さんやスタッフさんに恵まれない場合、悪影響があるかもしれない。

    ※その場合は主治医に相談してみよう。

 

 

5. まとめ

 

復職支援プログラムはこんな場所。

 ・復職に向けて、計算やパソコンなど職場復帰に適したプログラムや

  うつ病で困っていることや復職に関する知識を学ぶことができる。

 

 ・日常などで困っていることがあったら

  スタッフさん、利用者さんが優しくアドバイスしてくれる。

 

 ・ほかの利用者さんも似たような環境にいるため気軽に話せる。

 ・お金はかかるが、自立医療支援の対象である。

 

 ・注意点としてスタッフさんは基本的に過干渉してこないため、

  あらゆる物事を自力で行う最低限の力が必要。

 

現在病んでいる人も病みそうな人も

こういうセーフティネットがあるので、悩みを抱えたときには頼るべきだ。

 

みなさんが安心して仕事や復職できるように。

 

P.S.

ちなみにリワークについてより詳しく学びたいひとは

こちらの書籍をオススメする。

 

リワークについてより詳しく書いてあったり、

復職の流れも載っているので参考になるはずだ。