今好きなアイドルは今しか見ることができない。
だから後悔しないように今を楽しく生きよう。
この記事書くために6人組時代のでんぱ組.incのPV観てるけど、ほんとこの姿が見れなくなると思うと悲しくて泣きそう。
2021/2/16
僕の好きなでんぱ組が完全に消えてしまった。
メンバーがいきなり新たに5人新メンバーが加入してきたからだ。
この度でんぱ組.incに「愛川こずえ」「天沢璃人」「小鳩りあ」「空野青空」「高咲陽菜」の5名の新メンバーが加わりました。今後、10名で新体制として活動をしてまいります。これからの活動にもどうぞご期待ください。https://t.co/LORlj50HEm pic.twitter.com/ovxoDBGFwJ
— でんぱ組.inc (@dempagumi) 2021年2月16日
僕が好きなときは
古川未鈴、相沢梨紗、夢眠ねむ、成瀬瑛美、最上もが、藤咲彩音の6人でマイナスからのスタートをしたグループだった。
なんだかんだで武道館ライブも行い、メジャーな存在になっていた。
そんなことをしているうちに最上もがが脱退し、夢眠ねむが卒業し、新メンバーが入ったりして、今回成瀬瑛美が卒業。
と同時に新メンバー5人も加入してきた。
例えばAKB48や乃木坂46ならこのやり方でも僕は応援できただろう。
でもでんぱ組だけはそんなことをやってほしくなかった。なかったんだ。
それを語る前に少し昔話に付き合ってほしい。
でんぱ組の思い出
2012年末~2013年はアイドル戦国時代といっても過言ではなかった。
当時AKB48一強の環境に現れてきたももいろクローバーZ。なんと2012年には初の紅白出場となる。
接触握手主体のAKBグループに対し、ライブの熱さ、一体感で盛り上がってきたももクロ。
そんな2大巨頭を倒そうとあらゆるアイドルグループが現れてきた。
AKB率いるローカルアイドルSKE48、NMB48、HKT48などがいる48G
これらの勢力がメインストリーム
その下にはさくら学院の派生ユニットとしてクオリティの高いBABY METAL
SUPER☆GiRLS などのアイドルストリート
当時はAKBの清楚版としか思われていなかった乃木坂46
など他のメジャーアイドルもしのぎを削っていた。
更にローカルアイドルが大量に現れた時期であった。
そんななか2013年1月に衝撃的なアイドルと曲が日の目を浴びることになる。
でんぱ組.incである。
グループの勢いをつけた曲「W.W.D」を聴いてほしい。
アイドルの自己紹介ソング。
それ自体はよくある話だが、メンバーの辛かった過去を曲に組み込むのは斬新。
曲が進むにつれだが、未来へ向かっていくメンバーの想いが伝わってくる。
僕はこの曲を初めて聴いたとき目から涙が出てきた。
ラスサビの相沢梨紗の叫び「マイナスからのスタートなめんな」
すごく心に響いた。曲に魂がこもっていたからだ。
そしてその後、2013/9月に初参戦ライブ。
その時のライブの様子はこちら。
この動画の通りだがオタクの熱量が半端ない。
その迫力に圧倒されつつも、初めて生で観るでんぱ組は熱量と勢いが凄くて素晴らしかった。
終わったあとは多幸感に包まれれた。
彼女らにしか歌えない曲がある、
ここでしか味わえない多幸感がある。
完全に僕はファンになってしまった。
そして彼女らは前に進んで行く。
たとえ「マイナスからのスタート」だとしてもただひたすら前に。
2013年、当時大学院生2年生に上がる僕が
見事に修了できたのはこの曲、でんぱ組のおかげでもある。
そして僕も年を取りながら前に進んでいく。
2013年のあの頃は東京に住んでいた。
その後就職し地方勤務になってしまった。
そのため、アイドル現場にはあまり行けなくなってしまった。
それでも、会いたい時にいつでも会えて
その時はあの日と変わらない6人で歌う「Future Diver」を聴けると思っていた。
でんぱ組の変化
僕が社会に出て4年ほど立ったある日。
2017年8月に最上もががでんぱ組を脱退する。
これにより、W.W.Dが一生聴けなくなってしまうことだ。
自分の過去を赤裸々に語りつつも前に進もうとしていた曲がなくなってしまった。
でんぱ組を好きになったあの曲をもう聴けないんだ。。。
そこから熱量が冷め始めてしまった。
そして僕は後悔した。
なんでもっとでんぱ組のライブに行かなかったのか、、
なんでもっとでんぱ組に会いに行かなかったのか、、
そして2017年の年末
でんぱ組はいきなり7人に。
この頃になるともう僕にはでんぱ組の曲がまったく響かなくなっていった。
その後、夢眠ねむの卒業、成瀬瑛美の卒業と僕の思い出だったメンバーは3人もいなくなった。
そして今回の5人の加入。
僕からすると、もうこのグループはでんぱ組の名前を借りた別物だ。
もうついていけない。
年月をかけて僕も変わるようにでんぱ組も変わった。
自分が好きな時期は夢のようなひとときの出来事であった。
最後に
でんぱ組は48Gや坂道グループ、モー娘。のように
メンバーを変えながらずっと残る道を選んだ。
苦肉の策かもしれない。
でも、曲にメンバー色が大きく残っているでんぱ組がこれから先上手くいくのは難しいかもしれない。
でんぱ組が変わるのと同じで、僕も今回はでんぱ組から卒業していく。
でもあの頃の楽しかったでんぱ組はいつまでも僕の心のなかに残り続ける。
そして、今は卒業してしまったけど
もし、また何か触れ合えるときがあったらよろしくね。
その両方の想いが組み合わさった時に初めてオタクはアイドルのファンになる。
噛み合わなくなるとファンを辞めていく。
だから今なにかのファンになっている人は奇跡のことだ。
その思いを大切にしてほしい。
そしていつか離れてしまったら、その自分を責めないで欲しい。
今この瞬間しか歌えない曲がある。
この一瞬だけ会えるメンバーが居る。
ほんの一瞬だけアイドルはキラキラ輝く。綺麗だからこそ儚い存在。
いままでありがとう。