怒ってしまって後悔や怒れなくて不満を抱えている人は多い。
そんな方にオススメしたいのが
「いつも怒っている人もうまく怒れない人も図解アンガーマネジメント」という本だ。
表紙からしてわかりやすそうである。
では感想を書いていく。
1. まず初めに
アンガーマネジメントというのは以下の通りである。
アンガーマネジメント(Anger management)とは、怒りを予防し制御するための心理療法プログラムであり、怒りを上手く分散させることができると評価されている。
後悔しない怒り方を理解したり、
怒りをコントロールすることでストレスを減らしていこうということである。
この本は5つの章からなりたっている。
1. アンガーマネジメントとは
2. 怒りの特徴
3. 怒りのとらえ方
4. 怒りの扱い方
5. 怒りの対処法
個々の章はほとんど独立しているので
興味のある章から読んで良いだろう。
2. 感想
図が多く本としてかなり読みやすい。入門編としてオススメできる。
情報がまとまっているので目次をざっと見るだけでも、大体の内容がわかる。
この本では
①怒りについて知ること
②怒りの対処法
この2つを重要視している。
①怒りについて知ることの内容だが、
怒りは6秒間しか持続しないや、上から下に怒りは伝染していくなど
性質について書かれており興味深い内容だった。
相手がこの行為は怒らないけど、
この行為を取った時には怒るといった
「怒りの境界線」を決めておくことは非常に役に立つ。
相手に怒りのラインを教えたり、自分が怒りの境界線を明確にすることで
無駄に怒るエネルギーを消費しないで済むと感じた。
ただ途中に「やってはいけない叱り方」みたいな内容が書いてあったのが残念だった。
私は上司から叱られたため、常日頃イライラしている。
そのような怒りをコントロールできない人が
「やってはいけない叱り方」のところを読むと
またイライラしてしまった。
正直この部分は飛ばしたいと思った。
だが、最終章に書かれている
②怒りの対処法はすごくためになる。
この本では23の方法が書かれており、
何かしら自分に合った対処の仕方が見つかるだろう。
特に怒った内容を文章に書いたり、
記録したりすることが重要なことだと気づいた。
Twitterとかブログをやっている人は
ネットにちょっと愚痴を吐いてみるだけでも違うはずだ。
3. まとめ
読むべき人と読まないほうがいい人がいるので分類した。
読むべき人
・怒りで後悔している人
・言いたいことを相手に伝えられなくて心に不満を持っている人
・怒りを理解しうまく付き合いたい人
読まないほうが良い人
・すでに怒りが憎しみや復讐心に変わっている人
本を読んだ時点で以下の怒りを持っているひと
・強度の高い怒
・持続性がある怒り
・頻度が高い怒り
・攻撃性がある怒り
こういう怒りをコントロールしづらい人は
落ち着いてから読みなおすことをお勧めする。
そして、まず読むべきページは第5章の怒りの対処法からでいい。
しかしながら、図がわかりやすく理解もしやすいので
この本はオススメしたい。
今イライラしている人も怒りをうまく取り扱ったらでいいので
少し手に取ってみてはいかがでしょうか。